様々な転職のリスク「労働条件」

勤務時間が違うことがあります

転職をするきっかけが、「現在の職場が忙しすぎるため」という人もいるでしょう。人間らしい生活をしたいと思い、ゆっくりと働ける職場を探して転職活動をする人は、転職先の労働時間を強く意識して転職をするはずです。しかし実際に働いてみると残業はほとんどないと言っていたのに、毎日のように残業させられることがあります。有給を取って旅行に行けるような生活に憧れて転職したのに、有給が取りにくい雰囲気の職場ということもあります。病院などの医療機関には忙しい時期と暇な時期があり、転職活動中は暇な時期にあたり、働き始めた途端に忙しい時期に突入したというケースもあります。また転職後に転職先のスタッフが抜けてしまい、人手不足になってしまうということもあります。勤務時間に関する情報は一年以上の長いスパンで調査する必要があるかもしれません。

離職率が高い職場は要注意です

離職率が高い職場が採用活動をする時は、離職率が高いことを転職者に告げないケースがほとんどです。そして離職率が高いのには、職場の人間関係が良くない、または人手不足のせいでスタッフひとりに掛かる責任が重いなど、正当な理由があります。しかしそのことを転職者に正直に話すと、その職場に転職しようと思ってくれない可能性が高いです。そのため都合の悪い情報を隠したまま面接などを終えてしまうことがあります。離職率が高い職場に転職をする時は、聞いていた労働条件やイメージしていた待遇との違いが大きくなります。このようなリスクを避けるためには、転職活動中に職場に直接、足を運ぶことが大切です。離職率についての調査や職場の雰囲気についての調査は、実際に職場で働いている看護師に話を聞くのが理想的です。看護師としてのコネなどを利用して、じっくりと話を聞く機会を作りましょう。

注意したい労働条件

思っていた労働条件で働けないというトラブルが起こることがあります。どのようなトラブルが起こるかを知っておくと、事前に労働条件をチェックできるでしょう。「契約形態」「仕事内容」「勤務地」などの基本的な労働条件はとても大切です。正社員だと思って働き始めたのに、パート社員として採用されていたことに気付いたら大きな問題になります。またスキルを活かせる職場で働こうと思ったら、未経験の仕事をすることになったり、勤務地が求人票に書かれている場所と違い、通勤時間が長くなってしまうかもしれません。このような職場では仕事を続けることができないでしょう。他にも「給料」「残業」「有給について」「福利厚生」などチェックしておきたい条件はたくさんあります。大切だと思う労働条件から優先して調べるようにしましょう。